先日、とある介護職研修のグループワーク(KJ法)の際、学生さんが2人参加していた。
1人はIT関係のお仕事をされていてその後介護福祉士の養成校に入った方だ。
面白い話をしていた。
「1年生の後半の実習まで、先生が教科書通りに教える。そして実習に行って帰ってくると
『どう?全然違ったでしょ?』と先生が言うらしい。(取り違えかもしれないので確信がないが)
要するに最初から「現場は教科書と全く違うから」と吹き込まず、実体験を通して学生が「なんだ全然違うじゃないか」と気付くのを1年生の後半まで待つ、という話だったように記憶している。
先入観があるとおそらく感じ方どころかモチベーションまでまるっきり変わってしまうので、前知識を与えず「それ行って来い!」と送り出すのは、それはそれでいい方法なのかもしれないが、あまりの現実の厳しさに「ああ、こんな仕事、あたしはしたくない、出来ない」と自ら判断させ淘汰する第一の関門になるのかもしれない。
これだけ社会的地位も報酬も低く、「うちの子どもだけは介護職にはしたくない、高齢者福祉の仕事をさせたくない」と思う介護職員がたくさんいる現状でそれでも「介護の勉強をしたい」「高齢者福祉の勉強をしたい」と思う人にはそれぞれ千差万別の理由やバックグラウンドがあるに違いないと思うのだ。
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