翼を下さい

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私は中学、高校の時は陸上部で四六時中走り回っていたのですが、陸上部の無い日は、親友のフジと一緒に映画を見まくっていました。
15歳くらいの時かな、フジと一緒に「翼は心につけて」と言う映画を見たんです。
主題歌は「翼を下さい」でした。
主演が石田えりさんで、なんと彼女のデビュー作です。
今ではいろいろな役を演じる彼女ですが、デビューは清純派女優だったんですね。
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当時、思春期だった私たちはどんな映画かわからず見に行ったのに、映画館で声が出てしまうほど泣いてしまい、ちょっと恥ずかしかった思い出があります。
特に私は泣くとひゃっくりが止まらなくなるので、本当に恥ずかしかった・・・。
 
この映画「翼は心につけて」は実話を元にした映画だったんです。
確か原作も買って読んだ記憶がある。
亜里ちゃんという女の子が主役です。
映画の中では「あーちゃん」と呼ばれていた。
 
団地に住んでいる普通の中学生で、テニス部に入っていました。
練習中腕に激痛が起こって病院に行って、癌が発見されてしまう。
病院の医師の勧めで「転移するといけないから切断する」ことになってしまう。
まだ中学生の少女が右手を失う、障害者になってしまう、そして命を失う、そういうつらいストーリーです。
この映画を見て、私は「切った(無いはずの)腕が痛い」と訴える様子や、「無くなった手の代わりに工夫をすれば健常者と同じ生活が送れる」を学びました。
 
例えば・・・。
片腕を怪我した時に、雑巾を水道の蛇口に巻いて、片手で絞る知恵があったのもの、この映画のおかげ。
 
お腹を切って入院して「起き上がれるだろうか?」と不安になった時、手拭いをベッド柵に巻きつけて引っ張って起き上がることが出来たのも、確かこの映画のおかげ。
 
何よりも同世代の女の子が、こんなにも短い命をとことん最後まで希望を持って生き抜くことに感動を覚え、
 
屋上で「翼を下さい」を歌うシーンでは、もう涙でスクリーンが見えないほど泣いてしまいました。
 
彼女は右腕を切断したにもかかわらず、「転移」」がわかってしまうんですね。
中学三年生、受験の時期です。
 
W高校と言う埼玉の高校を受ける予定にしていたのですが。
病魔が彼女を襲うんです。
 
印象に残っているのが、このW高校の会議です。
 
合格者を選定する時の会議の様子が描かれていました。
 
「末期癌で余命があまりない人を合格させていいのか」
 
「代わりに他の人を合格させてあげた方がいいんじゃないのか」
 
尤もな意見。
 
でも、ある先生が「今は生きています。生きているんです。一生懸命勉強して、ちゃんと点数を取った。合格させてあげて下さい」
 
(作ってるかもしれないが(笑))と彼女を合格させるんですね。
 
中学の卒業式は病室の酸素テントの中で行われた。
感動的な卒業式でした。
こんな状態になっても彼女はまた元気になる希望を失わず、高校入学の希望を胸に卒業証書を受け取るんです。
 
彼女には夢があった。
「片手でも出来る仕事・・・そして自分のように障害のある人を助ける仕事・・・。」
 
ケースワーカーになりたくて一生懸命勉強をする。
 
恐らく生きていたら、彼女は「MSW」になっていたでしょう。
 
当時、15歳だった私は、もちろん医療福祉には全くピンと来るものがなく(英語の通訳になりたかったから)他人事のように感じていました。
「医療福祉」なんて無縁だったわけです。
今、こうやって凹んだ時に友人から「翼を下さい」を聴いて元気を出して、と言われて思い出した映画のストーリーで、偶然だけれど、あーちゃんと同じような福祉の道を選んでいる自分にハッと気付き、30年前の自分を振り返るなんて・・・・。
 
彼女は行きたい高校に足を運ぶこともなくその一生を終えます。
 
でも、この映画は、当時、同世代だった私に
 
「生きるってなに」
 
「人の命の長さってなに」
 
「健康ってなに?本当の健康って、体が健康なこと?」
 
「障害って本当に障害なの?」
 
「命の輝きって、どんな時、どんな風に感じるの?」
 
いろいろな事を教えてくれました。
 
*******************
 
話はちょっと変わりますが、私は10月にケアマネ試験を受けるので、今、勉強が一生懸命・・・じゃなくて、、、、実務経験をためるのに一生懸命です(笑)
900日働かないとケアマネ試験が受けられない。
 
これは「決まり」なんですね。
 
899日でも駄目、
 
4年と364日でも駄目、
 
5年と900日で受験出来る試験です。
 
時々思います。
 
「在宅で1日2,3時間働いている人でも5年間、900日で受験資格、私みたいに施設で8時間とことん働いても同じ5年間、900日・・・。おかしいんでないかい?」
 
でも、決まりは決まり。
 
ここまで来たら「ふん、もうなんじゃかんじゃ文句言わんぞ、勝負だ!、負けるもんかい!!」の意気込みです(笑)
 
大分県の教職員の不正は今、日本を騒がせていますね。
 
もちろん不正を行った人間が一番悪い。
 
例え親が不正を行い、子供が知らずに合格していたとしても、取り消しになる。
厳しい現実。
 
子供たちが「どうして先生、来なくなっちゃったの?」と泣いてるそうです。
 
でも、決まりは決まり、ですよね。
 
今日のニュースで「合格していたのに不合格になった受験生の確認が取れた」とありました。
 
よかったな、と思います。
 
「本当はあなたが先生になるべきだった」が証明されたわけです。
 
いい教師になって欲しい。
 
そして、もし出来るのなら、「帰ってきて欲しい」と泣いている子供達の為に、今回不採用になった先生達も
 
もう一回、教職を目指して欲しい。
 
それが可能なのかどうなのか、わからないけれど。
 
そんな風に思ったりしてしまうのです。
 

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JUNKO's プロフィール

Junko
名前*JUNKO

年齢*45歳(9月23日で46歳になってしまいます)

仕事*老健の認知症棟で介護職をしています。介護の仕事とレクリエーション援助の仕事を半々担当しています。

キャラ*ずぼらなA型、情熱的な天秤座、勘違いだらけの人生・・でも辻褄合わすの上手・・・。泣いたり笑ったり怒ったり哀しんだり、喜怒哀楽の激しい性格です。

趣味*バンド・・・・下手だけどドラマーです。キーボードやる時もあります。直球のロックが大好き。ハモるのが好きでコーラスも担当します。昔は作詞作曲もしたけど、今は忙しくて・・・。

好き*音楽、介護、アメリカ映画、英語、チョコ、卵、冒険、ナスの天ぷら、女性っぽい男の人、男っぽい女の人、意外性のある人間、マラソン、お年寄り、子供

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