タイトルのこの言葉、耳にされたことがおありでしょうか?
おそらく、今回の被災地以外の地域では、はじめて耳にした、という方がほとんどでしょう。
この〔津波てんでんこ〕という言葉。
津波のときだけはてんでバラバラに、親子といえども人を頼りにせず、一目散に走って逃げよ
という意味です。
この言葉は、1896年の明治三陸地震津波を契機に広まった教訓だそうですが、今の若い方の間では、
その地域であっても、あまり知る人がいなくなってしまった言葉。
今回の東日本の津波でも、家族を連れに戻って、必要なものを取りに帰って津波にのまれてしまった方が
多数いらっしゃるようです。
在宅介護をされていらっしゃるお宅でも、「寝たきりの母を置いて逃げてきた」と号泣していらっしゃる娘さんや、
逆に「寝たきりの親がいるので、避難所に行くわけにはいかない」と、なんとか残った2階部分で生活している
方がいらっしゃいました。
どちらが正しくで、どちらが悪いなんて、誰にも言えません。 正解も、後悔ない選択も、そんなのわからない。
もし、自分がそうなったらどうするか・・・。 この地震を機に、何度となく考えています。
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